初吹きは焦らずに! [コラム]

明けましておめでとうございます! 21世紀の始まりです。

 多くの方が、年が明けてする初○○と言う物には気を使うのではないでしょうか。初吹きや初レッスンにもついつい気合いが入り過ぎてしまう事も多くありませんか?しかし、初吹きは多くの場合悪い癖を治すのにとても良いチャンスなのです。焦って上手く吹こうとしたり、いきなり難しい練習をしたり、長い時間練習したりすると折角のチャンスを無駄にしてしまいます。こんな事をすると折角の悪い癖を治す良いチャンスに、わざわざ悪い癖を付けてしまいます。

 年末年始は多くの方が何かと忙しく、サックス等吹いている暇はないのではないでしょうか?また、この時期は寒い日も多く体の動きも鈍くなっているはずです。少しでも時間があれば急いで練習したいでしょうが、前にも書いた通り、楽器を演奏すると言う事はスポーツと同じです。十分なウォーム・アップをしてから練習しないと、体を痛めてしまいます。このような時期はあまり無理して練習しない方が良いと思います。

 年明けに今まで練習出来なかった分を取り戻そうと、慌てて練習をするのも、先程と同様の理由で考えものです。練習しなければ当然筋肉は落ちてきますし、勘も鈍ってきます。「折角練習してきた事が無駄になるのではないか。」と心配になるでしょうが、大丈夫です。一度身に付けた技術や勘はすぐに取り戻せます。逆に、急いで技術や勘を取り戻そうとして、悪い癖を付けてしまい、結果的に下手になってしまうことの方が多いのではないでしょうか。そんなとき「しばらく練習していなかったから下手になったんだ。」と思い込んで更に練習すると「悪い練習のアリ地獄」にはまってしまいます。

 筋肉が落ちていると言う事は、当然、悪い癖を起こす筋肉も落ちています。また、勘が鈍っていると言う事は悪い癖も忘れています。しかし、調子が良かった時のイメージは頭の中に残っているはずです。しばらく演習していなかった時は、そのイメージを早く取り戻したくて焦るのですが、その時に余計な悪い癖も追加してしまうのです。ですから、久し振りに吹く時は一つ々々自分のフォームをチェックしながら、焦らずゆっくりとトレーニングしていくのです。長く(何年も)楽器を吹きたいのであれば、寒い時期や暑い時期の無理な練習は避けましょう。

 1年の初めに良いスタートを切りたいと言う気持ちを空回りさせない為にも、初吹きから姑くはフォームのチェックや楽器を吹く為の基礎体力作りに専念しては如何でしょうか?ここでしっかりとしたフォームと基礎体力を身に付けておく事で、それからの練習やレッスンも効率良くなるはずです。レッスンが間に合わない時は諦めて(?)叱られましょう。でも、トレーニング法を知っている先生はこの時期あまり無理は言わないと思いますので、叱られる事は少ない(音大受験生は別ですが・・・)と思います。

 と言う事で、初吹きは焦らず、行ってみて下さい。「えっ?」「1月も終わりになってから書くなって?」もう初吹きで無理をしてしまった方、申し訳ありません。
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